所有総費用が大切な理由
レンタル会社のオーナーまたは経営者である皆さんは、新しい機器投資に関して多くの意思決定に直面されていることでしょう。 在庫状況と予算の評価、車両ニーズに対する最適な製品選び、取得原価などすべての要素が、皆さんの意思決定を左右します。 そして、初回投資の後のこれらのすべての要素が、皆さんの所要総費用に影響します。
所有総費用(Total cost of ownership:TCO)は、機器の寿命を通した関連費用を指します。 機器の購入を決定する際、初期投資費用は所有総費用の一部にすぎないことを念頭に置く必要があります。 TCOを理解することにより、初期購入費用を越えた機器の価値と収益性、さらには最終的な損益を考慮することができます。
TCOに影響を与えるものとは?
初期投資後の多くの要因がTCOに影響を与えます。保険、税金、保証などの想定コストに加え、その他の経費や投資資産の売却や廃棄などがあなたの所要総費用に影響を与えます。 レンタル機器会社のオーナーとして、皆さんは最終的な損益に影響を与えうるその他の原価要素を考慮する必要があります。
- レンタル用車両の購入から準備までの取得原価
- 定期メンテナンスおよび点検、予期せぬ修理、パーツ、トレーニングを含む運用コスト
- 再販価値: 市場トップブランドの適切に管理された機械は、売却の際、最高の再販価値を提供します
- 最大の稼働時間、利用率およびレンタル収益を実現する機械の信頼性
- 最大の利用率およびレンタル収益を実現する機械の多様性
お客様のレンタル収益は、機器の使用と稼働時間に大きく左右されます。遊休機械は利益につながりません。 予期せぬダウンタイムや過度に頻繁なメンテナンスを要する場合、利用率が低減するため、収益が下がります。 さらに、修理における遅延や、正しい交換部品の取得などによる追加の経費も、運用コストに追加されます。 しかし、信頼性が高く、最大限の稼働時間を提供できる機器であれば、お客様は高いレンタル収益と低い所有総費用から恩恵を受けることができます。
TCOの向上につながるJLGのソリューション
機器の投資選択においてTCOを考慮の要素に入れなければならないのと同様に、お客様の事業ニーズと運用コストの懸念事項は、当社の製品デザインおよび製品開発における考慮の要素となります。 お客様のご意見は当社にとって重要です。 お客様のニーズや費用の懸念事項を知ることにより、当社はTCOがお客様の最終的な収益にどのように影響を与えるかを理解することができます。 当社では、常に当社の機器を改善できる方法と、最小総所有コストでエンドユーザーの需要を満たす能力を提供できる製品で、お客様が生産性および利益性の高いビジネスを促進できる方法を模索し続けています。
運用コストに関する多くのお客様の意見を基に、最新のデザインの400Sおよび450AJブームリフトは開発されました。 TCOの低減を念頭に置いて再設計されたこれらの製品には、以下のコスト削減アップグレードを採用しています:
- 保守性の向上: 400Sおよび450AJブームリフトには、より少ないコンポーネントを使用されているため、故障の診断や修理におけるパーツの維持管理およびアクセスが簡単になりました
- JLGテレハンドラーの点検/整備間隔が長くなったため、レンタルでの稼働率を維持します
- 高品質の部品および製造法により高耐久性と耐損耗性を実現
当社では、より低いTCOを実現できる製品でお客様が生産性と利益性の高いビジネスを維持できることに重点を置いています。以下のケーススタディでは、お客様のご意見と当社のTCOに重点を置いた取り組みが、どのようにより保守性かつ信頼性の高い機器の製造につながったかをご紹介いたします。
JLGのTCOに関する取り組み